理事挨拶
代表理事 飯田勝幸 ご挨拶
明治維新後、本格的に始まった「北海道開拓」は日本近代化の歴史の中で他地域には見られないアメリカの技術指導により進められた、特異の「地」として知られております。とりわけ明治13年に開通した「幌内鉄道」は日本国の近代化に欠くことのできない 「石炭」を空知地方の産炭地から小樽市手宮までの輸送を担い、小樽手宮港から海路運搬され京阪神工業地帯の原動力となり、大きく貢献しました。
日本の鉄道の歴史は明治5年「イギリス式」で建設された新橋~横浜間に始まりますが、その僅か8年後、本州島から遠くはなれた北海道で「アメリカ式」の鉄道が独自の発展をとげ、現在なお進化を続けております。
この約120年間北海道鉄道を支えてきた多くの鉄道資料が近代化の象徴として、北海道各地に遺されております。今までこれらの資料を支えていただいた「国鉄OB」・「JROB」の方々もご高齢となり、保守や補修作業も困難になりつつあります。あわせて昨今の道内地方自治体の財政悪化は鉄道資料の保存伝承に暗い影を投げかけています。
このような現状を鑑みNPO法人北海道鉄道文化保存会は、それらの鉄道関係資料を「かけがえのない北海道の文化財」として捉え、永く後世に継承するべく、運動を展開してまいります。
今後は多くの皆様の善意によるご寄附や、NPO法に基づいた事業により「会」の運営を計りたいと考えております。是非「特定非営利活動法人 北海道鉄道文化保存会」の設立の趣旨にご賛同をいただき、ともに活動に参画されることをお願いいたします。
